Mentoring
Overview
メンタリングは、評価のための管理ではなく、メンティーの成長を継続的に支援する活動。
マネジメントと重なるが、主目的は成果管理ではなく学習支援と意思決定支援に置く。
目的
- メンティーの自走力を高める
- 課題の言語化と優先順位づけを支援する
- 視野を広げる問いを通じて判断の質を上げる
メンターの基本責務
- 期待値を明確にする
- 定期的な対話の場を維持する
- 事実と解釈を分けてフィードバックする
- 解答を与えすぎず、思考を促進する
マネージャーとの違い
- マネージャー: 成果責任と組織成果の最大化
- メンター: 成長責任と意思決定支援
同一人物が兼務する場合は、評価面談と育成面談の目的を分離して運用する。
アンチパターン
- 相談のたびに解答を提示し、思考機会を奪う
- 目標を曖昧にしたまま面談を継続する
- メンターの価値観を正解として押しつける
メンターに必要なコミュニケーション力
基本的には「聞く」「観る」「話す」力
しかし仕事を進める上では、妥当解を出していかなければいけない。
「自分としては正解かどうかわからないけど、これが正しいと思う」と自分の考えを持っていることがとても重要。
そしてメンターは「この仕事の意義は」「この会社はどのように社会に役立っているのか」について一人称の「私」はどう思うかと話すようになってくるはず
メンター経験を通じて自分自身の変化
- 相手に教え方を工夫するようになった
- 自分自身の考え方の癖や価値観がよくわかるようになった
- 会社や仕事の意義などについて深く考えるようになった
- 自分の考えだけで結論を出せず、様々な可能性を検討するようになった
- 自分の言いたいことをどのように話せば伝わるのかを考え、工夫するようになった
- 人の価値観は様々だということを深く理解するようになった
メンターを経て自分自身に問うこと
- 新人の時どうだったか
- なぜ今その仕事をしているのか
- この会社に入った理由はなんだったんですが、そして今は満足しているか
- 最初からやりがいのある仕事ができたか
- 自己申告は意味があると思うか
- 毎日忙しいが、家庭生活とのバランスはどうですか
- 管理職になるつもりか
- これからどんなことをやりたいか
- 定年後もお勤めになるつもりか
- この会社に自分の将来を託せそうか
上記のような素朴な質問に対して以下を考えることになる
- 自分自身の価値観
- 自分の得意な分野、能力は何か
- 何を求めて働いているのか
- 仕事を通じて何をしたいのか
- 大切にしていることは何か
- どういうことを実現したいか
- 仕事とプライベートのバランスをどうしたいか
- 今の仕事の自分にとっての目的は何か
1. 相手の視点を考え、教え方を工夫する
単に答えだけを教えてもらうよりも、背景の情報や理由、考え方までも教えてもらえた時によく理解できる。
自分自身の言葉で伝えられるように、原理原則や、事実、背景や理由を理解するように学ぶ。
また相手の反応を見て、相手が理解しているかどうか、わかったことを活用できているかどうかを見ながら教え方を工夫していくこと。