AWS Integration
Overview
AWSで複数のアプリケーションを構築するとき、イベントというかたちでそれぞれのアプリケーションを統合できる。
イベントをメッセージという形で発行するAmazon SQSやAmazon SNS、Amazon EventBridgeなどを中心に、関連サービスの機能や特徴をしっかり理解していきましょう。
イベント駆動型アーキテクチャをAWSで実現できるサービス。
- Amazon SQS
- Amazon SNS
- Amazon EventBridge
- その他サービス
イベント駆動型アーキテクチャとは
イベント駆動型アーキテクチャはアプリケーションの設計方法のひとつであり、アプリケーションやシステムを構成するプログラム同士が「イベント」を介してデータのやり取りをする。
メリット
イベント駆動型アーキテクチャのメリットは、2点ある。
柔軟なシステム構成が可能
システム間ではイベントのやり取りをするだけのため、イベントを発出する仕組みと、イベントを刈り取る仕組みを構築するだけで、システム間をつなぐ中継システムを省略することが可能。
負荷や障害の影響を分離できる
システム間の連携処理にメッセージ処理やキューイングシステムを挟むことで、システム間が常に連携している「密」の結合ではなく、イベント発生時にのみ連携するため「疎」の結合となる。
この疎結合システムアーキテクチャを採用すると、片方のシステムが障害で停止した場合であっても、もう片方のシステムが連動して停止することを防ぐ。