Development cost
Overview
開発に伴うコストについてまとめたセクション。
- イニシャルコスト:最初にまとめて払うお金
- ランニングコスト:サービスを利用する期間、継続的に払うお金
トータルコストが同じであっても、イニシャルコストが小さいものを人間の心は「得だ」と感じるようにできている。
システム開発におけるイニシャルコスト
- サーバーやネットワーク機器などのハードウェアの購入費用
- プログラム開発にかかるエンジニアやプログラマに支払う給与
システム開発におけるランニングコスト
システム稼働後の障害対応やプログラム修正といった保守およびメンテナンス費が含まれる。
ランニングコストとは期間が定められたコスト。
したがって「月あたりいくら」とか「年あたりいくら」というように、必ず「一定期間で○○円」という数え方をする。
ライセンス
ライセンス料は物理な単位ではなく、論理的な単位で販売される。
- プロセッサライセンス
- ユーザーライセンス
ライセンス料とは「ソフトウェアの使用許可料」
ソフトウェア製品を作った会社なり個人に対して「使わせてください」とお金を払ってお願いすること。
ライセンスとサブスクリプション
ソフトウェアの使用許可料という意味では、ライセンス以外にもう1つ「サブスクリプション」という方式も存在する。
ライセンスとサブスクリプションの大きな違いは、「使用可能期限の有無」。
ライセンスは一度お金を払えば、基本的に無期限に使用することが可能(「基本的に」というのは、たとえば利用条件違反などの契約違反の行為がユーザ側にあったりすると、ライセンスを取り消されることはありうるから。交通違反で車のライセンスを取り消されるのと同じ)。
長く使い続ければいずれサポート期間が切れてノーガード状態になってしまうのですが、それでもユーザがリスクを承知のうえで使い続けたいのであれば、ライセンスが有効である限り、期限的制限なく使うことが可能。
一方、サブスクリプションは、期限を定めた有期の使用許可を意味する。
例えば「お金を払えば今日から1年間は使ってもよい」という条件による使用許可が、サブスクリプションです。もともと、「subscription」という英語は、主に雑誌の年間購読の意味で使われていた単語であるため、それが転じて「有期の使用許可」の意味になった。
ライセンスが使用権の「買い取り」だったのに対し、サブスクリプションは「使用権のレンタル」だと考えるとわかりやすい。
プロセッサライセンス
DBMSをインストーうして動作させるハードウェアのCPU性能に応じて価格が決まるライセンス体系のこと。
サーバ処理性能に基づくライセンスが、「CPUライセンス」ではなく「プロセッサライセンス」と呼ばれることには理由がある。
現在は、1つのCPUに複数のプロセッサコアが搭載される「マルチコアCPU」を搭載したサーバマシンが主流を占めているため。
つまり、同じ「CPU1個」と言っても、基本的にコアが多いと性能もよいため、DBMSの課金単位もCPUではなくプロセッサコアの数をベースにしたほうが正確。
特に最近は、技術の進歩でCPUあたりのコア数はかなり増えており、サーバマシンの中には16コアとか32コアというCPUもあります。
ユーザーライセンス
DBMSを利用するユーザー数に応じて価格が決まる。
データベースのコスト
データベースのイニシャルコスト
ソフトウェアのライセンス料金。
開発のコスト
収穫逓減(しゅうかくていげん)は、経済学用語であり、収穫逓減の法則とも呼ばれる。
wiki
農業や、企業経営といった経済学でいう「生産活動」では「ヒト・モノ・カネ」などの経営資源と呼ばれる何らかのエネルギーを消費する。
その結果、もとの状態よりも収益が大きくなれば「逓増(ていぞう)」、小さくなれば「逓減(ていげん)」となる。
このことから「収穫逓減の法則」とは「一定のエネルギーを投下して効果が出ていたことも、一定以上のエネルギー投下量を超えるとその効果が上がらなくなる法則」と知られている。
人的リソースの場合はあらかじめ個々の役割や作業ルールを明確にすることでより収益が高まりやすくなる。