favicon
ファビコンとはfavorite icon(お気に入りアイコン)の略で2000年代の初頭から存在しているコンセプト。
現在は主にブラウザ のタブに表示され、そのかわいい画像は表示しているWebサイトを区別するのに役立っている。
配置注意点
favicon画像はルートディレクトリの直下に置くのがセオリー。
※一部のブラウザでルートディレクトリ以外の階層にあるfavicon画像を読み込まないため。
※RSSリーダーなど一部のツールでは、サーバーから/favicon.icoをリクエストするだけで、わざわざ他の場所を探さない場合もあるため
ICO
ICOはfaviconでもっともよく使われるファイル形式。
元々はIEの独自機能だが、現在はすべてのブラウザでサポートされている。
favicon.icoをfavicon.svg用意する理由
<link rel="icon" type="image/svg+xml" href="/favicon.svg">
SVG形式のfaviconも、モダンブラウザでサポートされている。
SVGの場合
- 複数サイズの画像を用意しなくて良い
- ダークモードに対応できる
というメリットがあり、将来的にはSVGを使うことが増えるが今のところSafariが未対応。
SVGとICO(またはPNG)を併記するのが良い。
2023現在 ファビコン設定方法
最近のブラウザやデバイスに対応させる最小限ファビコンセットは6種類のファイルで対応できる。
過去は20個以上のPNGファイルを用意しなければいけなかった。
今は代わりに、必要なのは5つのアイコンと1つのJSONファイルだけ。
- favicon.ico
- icon.svg
- apple-touch-icon.png
- icon-192.png
- icon-512.png
- manifest.webmanifest
<link rel="icon" href="/favicon.ico" sizes="any"><!-- 32×32 -->
<link rel="icon" href="/icon.svg" type="image/svg+xml">
<link rel="apple-touch-icon" href="/apple-touch-icon.png"><!-- 180×180 -->
<link rel="manifest" href="/manifest.webmanifest">
ファビコン理解すべきこと
サイズの異なる画像をたくさん作成する代わりに、SVGとブラウザの縮小機能を頼りにする方針となった
もしパフォーマンスを心配しているなら、 誤解を解いておきましょう。
- ブラウザはファビコンをバックグラウンドでダウンロードするため、ファビコン画像が大きくてもWebサイトのパフォーマンスには影響しません。
- SVGは、そもそもビットマップであるべきでない画像のサイズを縮小するのに適しています。ほとんどのファビコンでファイルサイズは、PNGよりもはるかに小さくなります。
- この最小限のセットに含まれる3つのPNG画像だけで、高度なツールを使用してサイズを最適化できます。これにより、無制限のデータプランではないインターネットユーザーの問題が解決されます。